舌咽神経痛の症状

舌咽神経痛は、咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)によって激痛が誘発されます。また、片側性で発作的に起きる痛みが特徴的です。


舌咽神経痛は、三叉神経痛と痛みの性質が似ています。異なるのは発作領域です。女性に比べて男性のほうが比較的多く、30~40代の人に多く発症すると言われています。


神経痛の発作時間は短く、そして間欠的ですが、痛みは耐えがたいものです。この痛みは、のどの奥や舌の後ろから始まって、耳にまで広がるというケースも確認されています。痛みは数秒から数分間続き、通常は喉と舌の片側だけに起き、耳へ放散されます。患者の1~2%で不整脈が確認されています。心拍が非常に遅いために、一時的に停止して失神を引き起こすということもありうるのです。


三叉神経痛と関係があり合併して発症することも多く、また、迷走神経症状(徐脈、失神発作)を呈することもあります。原因として耳鼻科、歯科領域疾患の存在を検討する必要があると思われます。


この神経痛を引き起こす舌咽神経は、延髄の中や抹消で迷走神経と近接しています。脳血管障害などの舌咽神経の異常は、片側単体で傷害される麻痺が少なく、ほとんどの舌咽神経の疾患症例では迷走神経の麻痺を伴っています。片側性の喉及び舌の奥の感覚障害は舌咽神経痛の症状と言えます。

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