肋間神経痛の原因
肋間神経は、背中から出て胸腹部に分布する末梢神経のことを指し、左右それぞれ12対存在します。これらの肋間神経の支配領域に痛みが発生すると肋間神経痛となります。神経痛の中でも発症頻度が高いのが特徴です。
肋間神経痛は、原因によって「原発性」と「続発性」に分類されます。原発性は原因不明、続発性は原因が明らかな肋間神経痛を指します。
原発性の肋間神経痛は、心因性・続発性の痛みを除いたうえで、末梢神経に病変を見出さないものです。よくある原因としては、筋肉を使いすぎや疲労・ストレスや、不自然な姿勢を長時間とった際などに誘発される「絞扼神経症」があります。これは、上記の原因によって神経が骨や筋肉の間にはさまれ、刺激されて生じるものです。
続発性の肋間神経痛は、末梢神経及び脊髄における知覚神経の刺激・障害などによって起こるものです。原因としては、変形性脊椎症などの脊椎の病気や帯状疱疹などになります。注意が必要なのは、胸膜炎、肺炎、肺がんなどの胸部の内臓が関係しているケースです。
肋間神経痛の場合、多くの要素が関わっているケースもあり、肋間神経痛単体ということは希で、重大な疾患が潜んでいる可能性もありますので、いずれの分類においても充分な検査が必要です。
