上腕神経痛の原因
上腕神経痛の原因を考える上での基本は、症状の場所によって、傷害されている部位が異なるということです。原因として挙げられるものには、神経的な症状と血管圧迫によって出る症状があります。
神経的症状は、「神経根障害」と呼ばれる頚椎の神経出口の部位での障害があります。これは脊椎症やヘルニア等が多いです。首から手の側に伸びている末梢神経のうち、尺骨神経は肘の後ろ、正中神経は手首の所で、それぞれ骨や関節周囲の靭帯の間を通ります。
この時、これらの組織に変化が起きる、末梢神経が圧迫され、結果として神経痛を誘発するのです。また、腕神経叢と呼ばれる腕の神経が圧迫された場合に出てくる痺れや違和感があります。これは「胸郭出口症候群」と呼ばれています。この原因を調べる場合、音叉等を利用して、中枢神経系の異常がないかを確かめることは大変重要で、まず最初に行われることがほとんどです。
これ以外の原因としては、放射線治療・毒素・化学物質・薬物による損傷が原因で起こることもあります。さらにこうした原因が特定できないケースがありますので、事前の検査は重要になってきます。原因が特定できない場合は、別の所で別の疾患が進行している可能性が高くなります。後になって手遅れになる前に、自己判断をせず、早期の診断・治療をお勧めします。