神経痛の分類
神経痛には、ふたつの分類があります。
ひとつは、特発性神経痛と呼ばれるもので、原因が分からないものを指します。知覚・筋肉の運動・反射などのような末梢神経の機能を調べる神経学的検査を実施したとしても、痛み以外の症状を認めることはできないもので、神経痛が病名として付けられることになります。現在、これに分類される神経痛は、三叉神経痛と舌咽神経痛の一部と言われています。
もうひとつは症候性神経痛と呼ばれ、神経痛の原因が明確に判明しているものです。
症候性神経痛は、診断や検査によって神経痛の背景にある病状が明らかで、その症状のひとつとして神経痛が見られるものを指します。
例えば、腫瘍・炎症・外傷、骨の変形など、何らかの病気が末梢神経を刺激して、痛みを起こしているのです。
症候性の場合、神経痛を引き起こす根本的な原因の治療と変更して、痛みを取り除く治療が行われます。この時、根本原因である病気が完治しても、痛みが残る場合、特発性に分類されることがあります。
このように、原因がはっきりしている場合は適切な治療を行うことが可能ですが、原因が分からない場合、痛みそのものについての治療しか行えません。ですから、こうした治療方法の観点から神経痛が分類されているのです。
