神経痛における神経の概要
神経痛を知る上では、神経の構造を知ることがかかせません。ここでは、神経痛における神経の概要を紹介します。
神経痛に大きな影響を持っているのは末梢神経です。この末梢神経系は、1000億本以上の神経細胞からなっていると言われ、糸のように全身に張り巡らされています。
末梢神経は脳と体のその他の部分を結び、また、神経同士でも結びついています。この中で末梢神経は、神経線維の束でできていて、直径の大きさにより、さまざまな速度でインパルスを伝えています。
ここで出てくる1000億本以上の神経細胞とは、大きな細胞体と神経線維、インパルス(電気信号)を伝える1本の長い突起(軸索)、インパルスを受け取る数多くの枝(樹状突起)で構成されているものです。
神経のインパルスは、髄鞘がある神経の方が、ない神経よりもずっと速く伝わります。もしも、この髄鞘が損傷を受けると、神経伝達が遅くなったり、止まったりするのです。
また、身体における様々な器官と脳をつないでいる神経は、脳神経と呼ばれます。脳神経は12対あります。さらに脊髄と体の他の部分をつないでいる神経は脊髄神経と呼ばれ、脳はこの脊髄神経を通じて、体のほとんどの部分と情報のやり取りをしています。
脊髄神経は全体で31対あり、脊髄に沿って間隔を空けながら配置されています。脳神経のいくつかと大部分の脊髄神経は、末梢神経系の体性神経と自律神経の両方を含んでいます。